皆様、こんにちは。

今回は宮島編の寺院紹介に入ります。

先ずは、ここ【大願寺】

高野山真言宗の寺院で、大きな不動明王(宮島大仏)が有名です。

厳島神社の参拝を終え、出口を右に進むと直ぐに大門が現れます。

お線香の良い香が漂って来ました。

現在のこる遺構は元禄時代の山門と本堂のみ。江戸時代にはこの山門の周りも塀でめぐらされ多くの伽藍があったらしい。

厳島神社の西回廊を出るとこの真言宗の古刹大願寺につく。ここは日本三大弁財天のひとつでもある。神仏を同時に祀っていた明治以前は厳島神社の主神市杵島姫命と仏教の弁財天が同一視されていた。室町時代は厳島神社の修理造営権を握っていた。建築に必要な鍛冶や番匠(大工)檜皮師などの職人団を率い福岡の箱崎八幡宮や大分の宇佐八幡宮の修理造営もしていた。当時の厳島は瀬戸内海の重要港で京都や境などの貿易商人らとの接触もふかかった。幕末には長州の乱終結の会談を勝海舟と桂小五郎がこの大願時でした。

伊藤博文によって植えられた根元から9本に広がった松が御座います。

大願寺 平山真明住職は、2006年4月2日明治初頭の神仏分離令で損失した「護摩堂」を約百四十年ぶりに再建。その中にインド産約20tの白檀(びゃくだん)を使用した高さ4m重さ6tの不動明王が鎮座されている。作者は松本明慶。別名:宮島大仏。

こちらの不動明王は両眼を見開き二本の牙が下向き。それは平安中期以前の古いスタイルを踏襲している。また髪は巻髪なので平安時代後期以降に多くみられる様式でそれらがあわさって独自のものになっている。煩悩を焼き尽くす火焔光背は多く燃え上がっている。左手には煩悩の迷いを縛る羂索(けんさく)と言われる青黄赤白黒の線をひねった綱を持ち右手には迷いや邪悪な心を知恵の力で断ち切りる宝剣が縦に真っ直ぐ握られています。こちらの寺の名に合うような大願を成就させてくれることでしょう。

更に大きく綺麗な写真で、此方の不動明王を見たい方は
http://menamomi.net/miyazima/fudou.html
此方のサイトで確認出来ますよ。


 次回の宮島遍は宮島の奥に佇む寺院:真言宗御室派総本山:大聖院を日記にしたいと思います。

 では、次回もご期待下さい。